自働債権と受働債権の相殺についてまとめてみた

民法の505条~512条の葬祭に関する条文でよく出てくるのが自働債権と受働債権です。この2つはあれ?どっちがどっちだっけ?ってなることが多いと思います。そこで今回はこの違いについてまとめてみました

■相殺とは



  • 二人が互いに同種の目的を有する債務を負担する場合において、双方の債務が弁済期にあるときは、各債務者は、その対当額について相殺によってその債務を免れることができる。ただし、債務の性質がこれを許さないときは、この限りでない。
  • 前項の規定は、当事者が反対の意思を表示した場合には、適用しない。ただし、その意思表示は、善意の第三者に対抗することができない


要するに双方がお互いに債権者であり債務者である状態で、お互いそれぞれ支払うとめんどくさいからお互いの持っている債務と債権で相殺してチャラにしようぜ!ってことです。

ここででてくる弁済期っていうのがポイントで、お互いが支払い期日が過ぎていれば相殺してもいいよってことです。弁済期は同じ日である必要はありません。このへんは過去問で出てきます。

■自動債権とは

相殺をしたい人の自分の債権を言います。例えばお金を貸して返して欲しい人が相殺したい!って思ったらそれが自働債権です。これは必ず弁済期にある必要があります。なぜなら決まった期限より早く取り立てられないですから。

■受働債権とは

相殺をしてほしいといわれる受け身の人で相手に対して債権を持っている人。ちなみに受働債権は必ずしも弁済期にある必要はありません。なぜなら予定より早く払ってもらえるのでデメリットがないためですね。

■不法行為による相殺について

これは結構覚えておいた方がいいので書いておきます。相殺でも不法行為によって発生した債務は自働債権として相殺はできません。なぜなら加害者にしっかりお金を払わせて被害者の損害を確実に補填させてあげたいため。あとは不法行為の誘発を防ぐためです。

例えばあいつに金貸したけど返しくれないから、あいつの車ぶっ壊してその費用で相殺してやればいいや!むかつくから!っという行為をさせないためですね。

ちなみに被害者からそれを自働債権として相殺することはできるのでここも注意ですね
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