これはひどい!ガソリンスタンド事件の判例を自分なりにまとめてみた

これはひどい!っとおもったガソリンスタンドの事件の最高裁判所の判例をご紹介します。

■ガソリンスタンド事件:最判昭58.2.18

高松市でY株式会社ガソリンスタンドを営んでいました。そのガソリンスタンドは地下に埋設していたところ、国Xがあとから国道の改築工事として地下の横断歩道を設置した。地下道からタンクまでの距離が近いので消防法10条4項及び危険物の規制に関する政令13条1項1号イの定める基準に適合しなくなって警察違反の状態を生じてしまったんです。

そこでYは地下に埋めていたガソリンタンクを移設して、違反状態を解説しました。

ここまで考えればY株式会社はあとからやられたけれどきっちりやることをやって偉い!と思いませんか?そしてYは香川県収用委員会に損失補償の裁決の申請をしました。

しかし、同委員会は建設大臣に対し本件旧タンクの移設費用907万円余を損失補償金としてYに支払うべき旨の裁決をしたため、国は右裁決には道路法70条1項の解釈を誤った違法があるとして、その取消しと損失補償金支払義務の不存在の確認を求め、本件訴えを提起した。

ようするにXは損失補償金は認めないぜ!!!という提訴をしたんです。

国が後から地下道作っておきながら移動費用は自分で払えや!!というなんともひどいお話でございます。その結果はどうなったかというと

判旨を簡単にまとめると
危険物保有者が、後から発生した工事に対しても、適合するようにしなければいけないことが必要になり損失が発生したとしても対応しなければならない。今回はたまたま警察の規制に基づいたけれど他のような事例があってもやらなきゃいけないから損失の補償の対象外よ。って言うことです。

別に国の工事がなくても他の問題が発生したら対応しなきゃならないんだから今回は損失補填しませんぜ!!ってことですかね。

まあ確かに土地の利用状況はずっと同じじゃないし、どんどん開発されていくから危険物を取り扱う人がきっちりソレを見越して周りの土地を押さえるか自分の土地の中でもそうならないような場所に埋めとかなきゃいけなかったってことなのでしょうか。

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