審査請求中心主義と異議申立前置の違いについてまとめてみた

審査請求中心主義と異議申立て前置は結局どっちなの?審査請求が先なの?異議申立てが先なの?ってごっちゃになって混乱すると思います。過去問を解いていて悩んだので今回はその違いについて調べてまとめてみました。先ずはそれぞれに対応する条文を見てみましょう

■行政不服審査法5条:処分についての審査請求

1項:行政庁の処分についての審査請求は、次の場合にすることができる。

  1. 処分庁に上級行政庁があるとき。ただし、処分庁が主任の大臣又は宮内庁長官若しくは外局若しくはこれに置かれる庁の長であるときを除く。
  2. 前号に該当しない場合であつて、法律(条例に基づく処分については、条例を含む。)に審査請求をすることができる旨の定めがあるとき。

こちらが審査請求中心主義の条文ですね。

■行政不服審査法20条:異議申立の申請


  1. 審査請求は、当該処分につき異議申立てをすることができるときは、異議申立てについての決定を経た後でなければ、することができない。ただし、次の各号の一に該当するときは、この限りでない。
  2. 処分庁が、当該処分につき異議申立てをすることができる旨を教示しなかつたとき。
  3. 当該処分につき異議申立てをした日の翌日から起算して三箇月を経過しても、処分庁が当該異議申立てにつき決定をしないとき。
  4. その他異議申立てについての決定を経ないことにつき正当な理由があるとき。
こちらが異議申立て前置主義です。

■審査請求中心主義の例外として異議申立前置がある


ようするにとにかく審査請求が出来る時は審査請求をしなさいよ!っていうこです。だって処分庁に文句を言うよりも、もっと偉い行政庁に審査してもらったほうが正しい判断をしてもらえるからです。

でも行政不服審査法の5条には出来ない例外があります。

  • 処分庁に上級庁がないとき
  • 処分庁が主任の大臣又は宮内庁長官若しくは外局若しくはこれに置かれる庁の長である
  • 個別法で異議申立てしか出来ないとき
上記に当てはまった場合はもう異議申立前置になるわけですよ。なので異議申立前置は審査請求中心主義の例外となるわけです。

■異議申立前置の場合でも審査請求ができちゃう場合がある


基本は審査請求と異議申立が同時に出来る場合には審査請求しか出来ないんですけど、ここでも例外があります。

  • 処分庁が異議申立てを出来る事を教示しなかった
  • 異議申立てした日の翌日から3ヶ月経過しても、処分庁が決定をしないとき
  • 正当な理由があるとき


1.審査請求が出来る時は審査請求をしよう!
2.あれ上級庁とかないし、処分庁が主任大臣だ異議申立てになるのか
3.そんじゃあ先に異議申立てをするとするか
4.異議申立てできたけどなんかまともに対応してくれなかったから審査請求するか

こんなかんじですかね。
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